台風に関する素朴な疑問を解消|名前のつけ方・反時計回りに回る理由など

台風に関する素朴な疑問を解消|名前のつけ方・反時計回りに回る理由など

私の住む地域ではだんだんと台風20号の影響が大きくなってきました。

会社通いの人も帰宅命令などで、定時前に帰っています。

 

毎年夏から秋にかけて様々な被害をもたらし、学校や仕事にも影響を及ぼす台風。

日本人にとっては馴染み深い自然災害ですが、あなたは台風のことをどの程度知っているでしょう?

この記事では他人に自慢できるかもしれない台風のちょっとした豆知識をご紹介します。

台風の名前のつけ方

台風は日本の報道では「1号」「2号」などと番号で呼ばれることが一般的です。

毎年最初に発生した台風を「1号」とし、そこから発生順に「2号」「3号」と名付けられます。

しかし、日本で「台風〇号」と呼ばれるものが、世界的には別の名前で呼ばれているのをご存知ですか?

アジア共通の台風の名前

世界共通の名称をつけているのは、アジア14か国が加盟する「台風委員会」という組織。

台風委員会は2000年から北西太平洋・南シナ海の領域で発生する台風に、加盟国が持ち寄った名称を順番につけていくことを決め、それ以後の台風には決まった140個の名前がローテーションで使われています。

 

日本の「台風〇号」とは違い、年をまたいでも最初の名称にリセットされず、140個全ての名前を使い切ったらまた最初から、というルールになっています。

ただ、記録的な被害を出した台風についてはリストから削除され、欠番となるようです。

 

台風の名称は最初が「ダムレイ(カンボジアで象の意味)」で始まり、以降「「ハイクイ(中国でイソギンチャクの意味)」「キロギー(北朝鮮で雁の意味)」と続きます。

台風委員会には日本も加盟していますので、当然日本が付けた名前もあります。

それが「テンビン」「ヤギ」「ウサギ」「カジキ」「カンムリ」クジラ」「コグマ」「コンパス」「トカゲ」「ハト」の10個です。

なぜこの名称?と疑問に思いますが、どうやら星座から名付けられているようですね(星座でもなんでこのメンツ?と思いますが)。

アメリカのハリケーンの名前

もう1つ台風(ハリケーン)の名前で有名なのは、アメリカの名称です。

アメリカでは、1年の初めに発生した台風からアルファベット順に名前が付けられます(大西洋北部・大西洋北東部・太平洋北中部でそれぞれ名前が付けられています)。

例えば大西洋北部で1年の最初に発生した台風なら「Arlene(アイリーン)」2番目は「Bret(ブレット)」といった感じ。

この名前は台風委員会の名称と同じで元々決まっており、6年分のリストがあります。

つまり、6年ごとに同じ名称が使われるということです。

台風は毎年どのくらいできる?

台風は1年にどれくらい発生するかご存知ですか?

気象庁のHPを見ると、1951年から毎年の発生件数が載っています(⇒こちら

 

これを見ると、少ない年で20前後、多い年で30前後です。

ただ、1994年だけは36と飛びぬけて多くなっています。

1994年と言えば私が小学生の頃。

台風の日にビニール袋飛ばして遊んでたなぁ…(良い子は真似しないでね)。

 

ちなみに上で紹介した気象庁のホームページでは、各地域への上陸数も書かれています。

沖縄が1年に5~10回とダントツで上陸されており、関東東海関西辺りは3~5回くらいが平均的なようです。

本州から沖縄に移住するなら台風対策は必須ですね。

台風が反時計回りなのはなぜ?

台風はグルグルと渦を巻いていますが、日本に上陸する台風は全て反時計回り(左回り)になっています。

逆に南半球の地域では台風は時計回り(右回り)になります。

これはコリオリ力というものが働いている影響です。

 

コリオリ力というのは、地球が球体でなおかつ自転していることから生まれる力のこと。

コリオリ力は他にも水を排水溝に流した時に発生する渦にも見られ、こちらも渦の巻き方が北半球では反時計回り、南半球では時計回りになります。

 

え…?この説明じゃよく分からない?

 

「台風が反時計回りなのはコリオリ力のせいなんだぜ?」とか言えば、それだけで充分物知りに思われます。

原理なんてどうでもいいんです!(説明するのが面倒なんです、ごめんなさい)

台風が神風の由来

日本では「神風」という言葉があります。

これは台風が由来なのをご存知でしょうか?

 

鎌倉時代に「元寇」という事件がありました。

これは当時、世界一の大帝国となっていた元(モンゴル帝国)が日本に攻めてきた事件のこと。

教科書では割と軽く流すところですが、当時世界一の帝国が小さな島国に攻めてきたのです。

しかも元は文明の面でも日本を上回り、既に「てつはう」という火薬武器も持っていました(今でいう手榴弾のようなもの)。

当時の人からすれば国家滅亡の危機となる大事件です。

 

しかし、鎌倉幕府が率いる日本軍はこれを2度も撃退します。

2度目の襲来(弘安の役)は1度目の3倍の兵力で攻めてきたといいますが、ちょうどこの時期が台風シーズン真っ盛り。

元軍は台風におる荒波で多数の死者を出し、撤退することになったのです。

(1度目も暴風雨で撤退したそうですが、こちらは台風ではないという説もあります。)

 

これが日本の神風神話の始まりです。

後の太平洋戦争で登場した神風特攻隊も、この神風から来ています。

海外では残念ながらカミカゼ=テロのように扱われる場合もあるようですが…。

 

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台風が来るとテンション上がる?

台風接近のニュースがあると、実は私、結構テンションが上がります。

正体不明のワクワク感というか、何というか…。

こんなこと、日常生活の中で口に出そうものなら「不謹慎だ!」と怒られそうなので言えません。

 

しかし、ネットで調べてみたところ、実は私以外にもテンションが上がる人が一定数いるようです。

これには色んな理由が考えられており、自分に当てはまるかどうか考えてみました。

学校・会社が休みになる

これは単純に台風が近づくと「お休みになってラッキー」というテンションの上がり方です。

私自身、今は台風が来ようが自営業なので全く関係ありません。

しかし、昔の急に休みになった思い出からテンションが上がっている可能性はありますね。

命の危機に直面し、アドレナリンが出ている

台風の接近で無意識に脳が反応し、興奮している説。

これはなんとなくなさそうな気がします。

というのも、これまで私は台風で痛い目に遭ったことがなく、台風=命の危機というイメージがないからです。

ただ、DNAに台風=ヤバイと刻まれている可能性もあるので、実際のところは分かりません。

普段と違う雰囲気にアガル!

台風は日常の中に突然現れる非日常。

街の空気、テレビのニュース、人々の行動が台風接近によって大きく影響されます。

日常生活を退屈に感じている人は、突然の非日常にテンションが上がるのでは?という説です。

 

これはないとは言い切れないですね。

個人的には人の様子よりも、薄暗い空や普段吹かないような強い風とかが吹き始めると「…来たか!」という気分になります。

本能だから許して!

台風でテンションが上がるのは、自分でもよく分からない気分の盛り上がりです。

つまり、本能から来る感情だと思います。

もし、台風が来てテンションが上がっている人がいても「不謹慎だ!」みたいに怒らないであげてください。

悪気はないんですよ、ほんと…。