【Mr.Children IT’S A WONDERFUL WORLD】9thアルバムの楽曲レビュー|ポップ系ミスチルの名盤

【Mr.Children IT’S A WONDERFUL WORLD】9thアルバムの楽曲レビュー|ポップ系ミスチルの名盤

青春時代をミスチルと共に過ごした私がアルバム全レビューする企画第9弾!

ようやく折り返し地点まできました。

今回は9枚目のアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」を紹介します。

Mr.Children 9thアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」について

9枚目のアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」は2002年5月10日に発売されました。

ちょうどデビュー10周年の日ですね。

この前には2枚のベストアルバム(通称:肉盤・骨盤)が発売され、「IT’S A WONDERFUL WORLD」は次の10年へ向けて、新たな出発の意味合いも込められたアルバムとなっています。

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そのためか、収録されている曲の雰囲気はガラリと変わり、Atomic Heart」から続いたロック系の音楽からポップ色の強めなアルバムになりました。

 

収録曲は以下の通りです。

01. overture
02. 蘇生
03. Dear wonderful world
04. one two three
05. 渇いたkiss
06. youthful days
07. ファスナー
08. Bird Cage
09. LOVEはじめました
10. UFO
11. Drawing
12. 君が好き
13. いつでも微笑みを
14. 優しい歌
15. It’s a wonderful world

 

元々のアルバム仮タイトルは3曲目・15曲目の歌詞にもある「この醜くも美しい世界」。

若干皮肉っぽくもありますが、歌詞は前曲通して前向きなものが多く、曲調も明るいものが多いです。

シングル曲は「優しい歌」「youthful days」「君が好き」の3曲が収録。

 

発売当時、私は大学2年生で、東京で一人暮らしをしていました。

初めての一人暮らしで色々苦労をしてた時期でしたが、このアルバムに助けられながら生活していた思い出があります。

私はどっちかというとロック色の強いアルバムの方が好きではありますが、そんな思い出補正もあって、結構お気に入りの1枚です。

「IT’S A WONDERFUL WORLD」全曲レビュー

01. overture

「BOLERO」以来となるインストゥルメンタル。

2曲目と繋がっており、「ノイズからの再生」がテーマのようです。

02. 蘇生

このアルバムを代表する曲です。

何かが始まりそうなワクワクするようなメロディーが特徴的。

そう何度でも 何度でも 僕は生まれ変わっていける

この歌詞に元気づけられる人は多いのではないでしょうか。

03. Dear wonderful world

このアルバムのコンセプトとなる曲。

この曲自体はゆったりとした穏やかな雰囲気のまま地味に終わりますが、これが最後の15曲目に繋がります。

ちなみに最後に「カプチーノお待たせいたしました」という女性の声が入っていますが、これは実際にどこかの喫茶店で働いている店員さんの声みたいです。

04. one two three

明るくポップで昔のアルバムを思い出すような1曲。

歌詞も上手く行かなくても前向きに、というポジティブソングになっています。

「ワントゥスリー」とはアントニオ猪木の例の掛け声で、最後にアントニオ猪木の「あの道を行けば~」もきっちり収録されています。

05. 渇いたkiss

ちょっと大人っぽい雰囲気の別れの歌です。

歌詞は彼女にフラれそうな男が必死にそれを繋ぎ止めようとする内容で、別れた後もみみっちいことを思う男心が描かれています。

06. youthful days

21枚目のシングル曲。

ミスチルの中ではかなりテンポの早く、軽快なイントロが印象的な曲。

歌詞は当時映画にもなった小説「GO」の主人公とヒロインをイメージして書いたもの(wikipediaより)らしい、爽やかな青春ラブソングです。

07. ファスナー

スガシカオを意識して作られたという曲で、何も知らずに初めて聴いた時も「スガシカオっぽいなー」と思った曲。

実際に後にはスガシカオがカバーしています。

ファスナーとはヒーローショーに出てくるヒーローや、最近ではゆるキャラの背中に隠されたジッパーのことで、男女の恋愛の裏に隠された「裏の顔」とこのファスナーをかけています。

08. Bird Cage

このアルバムで一番重い曲。

Aメロ、Bメロと静かに進行しますが、サビで急に感情が爆発したような叫びになります。

歌詞は鳥かごに閉じ込められていると勘違いするほど泥沼のカップルの別れを描いているようです。

09. LOVEはじめました

色んな雑多な音がミックスされたデジタルロックな曲。

LOVE(ラブソング?)さえも消費される現代の社会風刺ソングでしょうか?

ただ「LOVEはじめました」って響きが気に入って、言いたかっただけのような気もしますが。

10. UFO

ポップな曲調の明るい曲。

でも歌詞の内容は結婚してる(もしくは彼女がいる)男が別の女性に惹かれる不倫の歌です。

ファンからは意外と人気があるようですが、私はあんまり印象に残らなかった1曲です。

11. Drawing

シングルでもないのにドラマ主題歌にもなってしまった曲。

少しフワフワしたイメージの優しいラブソングです。

歌詞では今の彼女、そして彼女に対する自分の思いを何とかして保存しておけないかな…という気持ちを描いています。

12. 君が好き

11曲目に続き、こちらもメルヘンチックなラブソング。

「Drawing」がゆるフワ系なら、こっちはど真ん中ストレートといった感じのラブバラードです。

歌詞の内容も「惰性の愛だろうと、美しさに見慣れてしまっても、君が好き」とど直球です。

13. いつでも微笑みを

アルバムの中の1曲なのに発売から大分経った後にCMソングになってしまった曲です。

キラキラした楽曲ですが、どことなく影を感じさせる部分があります。

その理由は歌詞に「死」「満たされない」などのワードがあるためだろうと思います。

死は誰でも訪れる、どんなに満ち足りた生活をしても満たされない、だからそういう物を受け入れて「いつでも微笑みを」という曲なのです。

14. 優しい歌

20枚目のシングル曲。

比較的シンプルな構成でシングルの中では最も短い曲らしいです。

歌詞は別れた奥さんと娘に捧げる歌だとか、これまでの音楽の反省だとか、色んな解釈がされていますが、実際のところよく分かりません。

ある意味ミスチルの転換点ともいえる曲ですが、私個人としてはこの曲あんまり好きじゃないんですよね…。

15. It’s a wonderful world

3曲目のフルバージョン。

ゆったりとした曲調からサビは壮大に盛り上がります。

歌詞は、自殺しそうな人を引き留めるような、なんだか意味深な歌詞です。

 

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特別に好きな曲はなくても、特別な1枚

このアルバムが結構お気に入りということは上で書きましたが、通して聴いてみると「ミスチルの中でも特に好きな曲!」っていうのが意外とないんですよね。

一応個人的にオススメなのは「蘇生」「いつでも微笑みを」ですが、他のアルバムにある曲と比べて特別好きって程ではありません。

でもやっぱりこのアルバムは好きです。

これは特別な1曲が無くても、全体のまとまりが良いってことなのかもしれません。

Q」からガラリと前向きになった作品ですが、ミスチルらしく陰の部分も残しており、今後もこのバランスは継続されていくことになります。

 

ポップなミスチルが好きな人には特にオススメの1枚です。

気になった方は是非聴いてみてくださいね。

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こちらは10月3日発売の新作アルバムですよー。

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